健康診断で中性脂肪が高いと言われたけど・・・
そもそも「中性脂肪」の値が高いとは具体的にどういう事でしょうか。
食事で摂取した脂質は小腸から吸収され、エネルギーへと変わります。
しかしその脂質を摂取しすぎてしまうとエネルギーとして消費されず、使い切れずに余ってしまいます。このエネルギーが中性脂肪として蓄積されていき皮下脂肪となるのです。
つまり・・・!
血液中の中性脂肪が多いと「中性脂肪値が高い」という事になるのです。
正常な血液はサラサラですが中性脂肪が高い人の血液はドロドロで、血液が全身に渡りにくくなり血管もつまりやすくなってしまいます。
破けるところまでいかなくても、血管内の細胞を傷つけてしまうと様々な病気の原因につながってしまいます。
血管が避けるのも病気になるのも正直怖いですね・・・
中性脂肪が高い=肥満と思われがちですが、見た目でわかる「皮下脂肪」以外にも、脂肪は内臓や血中にも溜まっていくため、太っている人だけが中性脂肪値が高いとは限らないのです。痩せ型の方の中にも、内臓脂肪が蓄積されていて中性脂肪値が基準値を超えている方もいます。
自分では大丈夫と思っていても気づかぬうちに症状を悪化させている場合も少なくありません。きちんと定期的に検査をして、早期発見し、自分の体の声を聞いてあげることが大切です。
私のように定期検診で兆候が見られた場合は、少しずつでも生活習慣の改善に取り組む意識を持ちましょう。
中性脂肪の基準値
中性脂肪の値を調べるにはまず血液検査を行います。人間ドックや会社の健康診断、自治体の健康診断制度などを利用しましょう!
正常な中性脂肪の基準値は30~149mg/dlと言われています。もし以下のような数値が出た場合は、適切な処置を取りましょう。
軽度高中性脂肪血症 | 150~299mg/dl | 食事療法、運動療法 |
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中等度高中性脂肪血症 | 300~749mg/dl | 食事療法、運動療法、薬による治療 |
高度高中性脂肪血症 | 750mg/dl以上 | 医師の元で速やかに薬物治療が必要 |
中性脂肪の値が高いと様々な病気にかかるリスクが上がってしまうため、日常生活を見直し健康的な生活習慣を目指すことがポイントです。
また、中性脂肪の値は低すぎても問題です。29mg/dlを下回ってしまうと体のエネルギーの量が不足してしまい、体温を一定に保てなくなったり、体を動かす筋肉が弱くなることで本来の大事な役割に支障をきたしたりしてしまいます。栄養障害の危険もあるので基準値を下回る方はきちんと栄養バランスを考えた食事を心掛け正常値に近づくようにしましょう。
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